![亀石(ブログ扉の写真も)/飛鳥資料館](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=420x1024:format=jpg/path/sfcacc3816fcf094d/image/ic4f58fe3d414ce35/version/1562746480/image.jpg)
先日、百舌(モズ)古墳群が世界遺産に認定されましたが、そこから少し東の飛鳥の地をたずねました。
明日香村の近辺では、JRの駅名が「畝傍ウネビ」であったり、人麻呂神社の看板を見たり…すっぽり古代史の世界に入り込んでしまったかのよう。
取りあえず分かりやすいかと、奈良文化財研究所.飛鳥資料館を目指しました。すると、興味深い展示がありました。
![資料館展示の様子](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=734x10000:format=jpg/path/sfcacc3816fcf094d/image/i660066b2ef3fbf51/version/1562745580/%E8%B3%87%E6%96%99%E9%A4%A8%E5%B1%95%E7%A4%BA%E3%81%AE%E6%A7%98%E5%AD%90.jpg)
![古代の漆工房の遺物](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=452x1024:format=jpg/path/sfcacc3816fcf094d/image/i20b3ee1944b8fef1/version/1562747291/%E5%8F%A4%E4%BB%A3%E3%81%AE%E6%BC%86%E5%B7%A5%E6%88%BF%E3%81%AE%E9%81%BA%E7%89%A9.jpg)
それは飛鳥池工房遺跡です。驚きました。1991年、飛鳥寺南東のため池に産廃を埋め立てる計画があり、池の底を調査し発見されたということです。埋め立てようとしたらこんな遺跡が出てくるなんて、奈良はほんとにすごい。
7世紀後半から8世紀初め(飛鳥時代後期~奈良時代中期)操業で、いにしえの大工業団地だったそうです。金.銀.ガラス.銅.鉄.漆などの工房が業種ごとに配置され、コンビナートを形成していたのだとか。
![鉄製品を作るための型の展示](https://image.jimcdn.com/app/cms/image/transf/dimension=425x1024:format=jpg/path/sfcacc3816fcf094d/image/i78067a55554213c8/version/1562818633/%E9%89%84%E8%A3%BD%E5%93%81%E3%82%92%E4%BD%9C%E3%82%8B%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E5%9E%8B%E3%81%AE%E5%B1%95%E7%A4%BA.jpg)
藤原京、平安京が次々と作られた時代ですから、工人たちは玉のような汗を流したことでしょう。その息遣いが聞こえるかのように、大藏は展示に見入っていました。
昔の教科書にはこんな工房遺跡は載っていませんでした。この遺跡の研究は緒についたばかりだそうですが、今後が楽しみです。
明日香は人影まばらでのんびりでした。
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